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まずはそもそもどのような自宅サーバーを構築したいのか、そこから検討を始めます。
最初は面倒でも色々調べて大体のイメージや方針を固めておくと、後々の手順が楽になります。
どんな「サーバー」を公開したいのか
私が思う「自宅サーバー」とは、固有のドメインを載せたWebサイトを公開しているサーバーです。つまり所謂LAMP(Linux、Apache、MySQL、PerlやPHPやPython)サーバーということになります。
そしてWebデータ送受信用のFTPサーバーも追加します(SFTPでも可ですが、敢えて)
さらに取得したドメインでメールのやり取りを出来るようにしたい、ということでメールサーバーも搭載します。
またサーバー自体は外部からも操作できるようにしたいので、SSHサーバーも導入します。
そして個人的な事情で、プロバイダーのDNS名前解決が遅いように感じられたのでDNSサーバーも導入します(但しキャッシュ専用)
大まかな構成としては以下のようになります(実際はもっと多くの機能が載ることになります)
- 所謂LAMPサーバー
- FTPサーバー
- メールサーバー
- openSSHサーバー
- キャッシュ専用DNSサーバー
サーバー周りの環境について
次にこれらのサーバーを運営させる環境を確認します。
- 常時接続回線
- 固定割り当てが可能なIPアドレスまたはそれに類するもの
- 上記サーバーを動かせるPC
インターネット接続回線は光が望ましいですが、当方はADSLです。上り速度が遅めですが、外部からデータをアップしない限りは問題ありません。
次に固定IPですが、通常は別プランにて提供されるのが多く、大抵のプロバイダーからは「動的IP」が提供されていると思います。自宅サーバーを公開するには固定IPとドメイン名を紐付けないといけないのですが、別記事にて説明する「ダイナミックDNS」を導入することでこれを解決します。
最後にサーバーを動かすPCですが、出来る事なら省電力で、かつx86系のOSが搭載可能なモノにしたいところ。
お金は余り掛けたくなかったので、当初は中古のネットブックを購入し、それを割り当てる予定でした。しかし諸事情によりそれが出来なくなってしまい、別案として部屋に眠っていたmac mini G4をサーバーとして割り当てることにしました。
調べた所、mac miniは結構省電力のようなのでありがたい。
UPS と Mac mini との間にワットチェッカーを挟んで電源をON。一瞬、40W まで数値が上がるが、その後はだいたい 15~25W(27~37VA) の間を推移している。
引用元:Mac mini の消費電力|Mac mini でリビングPC
それではこれらのサーバーを搭載するために必要なことを順次確認しながら、環境を構築していきます。
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